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インフルエンザ予防接種Q&A
10月1日より山陽小野田市をはじめ宇部市、美祢市、山口市、下関市など周辺市町村でもインフルエンザ予防接種が開始となりました。毎年この時季になると皆さんの関心が高くなるようで、インフルエンザ予防接種の価格・費用等、電話・ホームページでのお問い合わせが多くなっております。そこで当院では、インフルエンザ予防接種について、皆さんに正しい知識を持っていただくようQ&Aを作成してみました。
Q:インフルエンザ予防接種は何回受けるのがよいですか?
A:13歳以上は1回または2回、13歳未満は2回です。13歳以上の場合、2回接種した方が抗体価上昇が高いという報告と、抗体価上昇に変わりはないという報告の両方があります。以前は、13歳以上でも2回接種でしたが、2000年7月から薬事法で13歳以上は1回または2回と変更になりました。接種回数を1回にするか2回にするかは、接種を受ける人の意思と接種を担当する医師の判断によります。2回接種の場合、2回目は1回目から1~4週間後に接種します。最も効果が高いのは4週後とされています。
Q:インフルエンザ予防接種はいつごろ受けるのがよいですか?
A:12月上旬までにはワクチン接種をしておくことをお勧めします。効果が現れるまでの時間は、予防接種から2週間程度とされています。また、効果の持続期間は、ワクチン接種から5ヶ月間程度とされています。日本のインフルエンザの流行期間は例年12月下旬頃から翌年3月下旬頃までなので、12月上旬までにはインフルエンザ予防接種をしておくことをお勧めします。2回接種の場合、2回目は1回目から1~4週後に接種しますので、1回目はもっと早く接種することになります。
Q:65歳以上の高齢者には、インフルエンザ予防接種の他に肺炎球菌ワクチン接種が勧められていますが、なぜですか?
A:高齢者の場合、インフルエンザを発症すると、生命に関わる肺炎を合併しやすいからです。高齢者は、一旦インフルエンザを発症すると肺炎を合併する頻度が高く、肺炎を合併すると生命に関わることが多いので、肺炎の予防が重要となります。肺炎球菌は、高齢者における細菌性肺炎で最も多い病原微生物です。このことから各市町村ではインフルエンザ予防接種に加え、肺炎球菌ワクチン接種の助成を行っております。(それぞれ対象年齢があります。詳しくは当院までお問い合わせください)
Q:インフルエンザ予防接種を受けるとインフルエンザに罹りませんか?
A:インフルエンザワクチンの接種には、発症予防や、万が一発症しても重症化を防ぐ効果があります。小児の場合、インフルエンザワクチンを接種しておくことで「インフルエンザ脳症」を防ぐことができるとされています。また、高齢者の場合には「高齢者の安全な薬物療法ガイドライン2015」においてもインフルエンザワクチンの接種が推奨されています。
Q:インフルエンザ予防接種の費用が昨年よりも高くなった気がしますが、なぜですか?
A:これまで3価(A型2株+B型1株)であったインフルエンザワクチンが、4価(A型2株、B型2株)になりました。(「価」とは、そのワクチンを使うことで何種類のウイルスや細菌に対して免疫を獲得することができるのかを表現しています)このため、インフルエンザワクチンに含まれるウイルス株が増えたことで、価格・費用も約1.5倍程度値上がりしています。ただし、インフルエンザ予防接種は自由診療にあたり、接種に係る費用・料金は各医療機関ごとが独自に設定しています。
Q:そちらでインフルエンザ予防接種をする場合、費用・料金はいくらですか?
A:当院(中島内科在宅診療所)の場合、一般の方で¥3,240円(税込)、65歳以上の方で¥1,460円(税込)です。
皆さんも本格的に流行する前にインフルエンザ予防接種を済ませておきましょう。
インフルエンザ予防接種の費用・料金などでご不明な点がございましたら、お気軽にお問合せください。